第26回村岡ダブルフルウルトラランニング (3)リタイア

2023年9月24日

40km地点から最大の難所、蘇武岳を上っていきます。

10km近く続く上り坂で700m上がります。

ここは歩くと決めていたので、歩きました。

ちょっと走れるような坂ではないです。

たまに少し緩やかになる場所がありましたが、そこだけ走ってもなぁと思って歩きました。

40km地点が9時45分でしたので、あまり計算していませんでしたがまぁ大丈夫だろうと。

途中先程の猿尾滝と対となる女郎滝を通ります。

10時7分です。

ここからが更に凄い上りで、もうゆっくり歩きました。

結構な人に抜かされましたが、同じペースで歩いている人も多くいたので大丈夫だろうと。

そして、最高点手前の展望台についてのが11時30分。

エイドで少し休みます。

最高点である1040mの場所には11時37分に通過しました。

ここまでくれば後は平坦な尾根をずっと走って折り返し、下り。

そう思って走り出したところが今回の最大の反省点です。

尾根はものすごい上り下りの連続。

平坦なところなどありませんでした。

もらった地図の高低図を見るとほぼ平坦に見えるんですけどね。

これきっと合っていないです。

ここから歩いたり走ったりを繰り返し、なんとか折り返し地点に到着です。

ここまではまだ元気だったのですが、折り返してからが心が折れました。

これまで来た上り下りを繰り返すのかと。

だんだん時間を計算しだし、どれくらいのペースで走らないといけないかを考えると厳しい現実が見えてきます。

さらに関門が蘇武岳を降りたところという話を効いていたのですが、実は村岡小学校の76km地点だったとか。

まぁこれはちゃんと地図を把握しておけばよかったわけですけど。

折り返してから最高地点の場所に戻ったときには心が折れていたと思います。

その後はエイドでかなり長い時間休んで、止まっているバスに乗っていくという誘惑をなんとか振り払ってゆっくり通りていきました。

途中回収バスが横を抜いていきます。

バスに乗るのが正解だったかなとも思いながら、でもせっかくなので自分の足でゴール地点の村岡小学校までは行こうと思い、走ります。

村岡小学校まで関門が無いのは助かりました。

最後はずっと歩いていましたが、無事小学校にたどり着きました。

すでに16時になろうとしている時間です。

ゴール手前で止められて、チップを回収され、今回の村岡ダブルは終了となりました。

ホッとしたのか悲しいのか、よくわからない気持ちです。

あとは体育館でゆっくりと着替えて、少し横になり体を休ませます。

足に豆が出来ていることもなく、筋肉もそれほど疲弊していないことにびっくりです。

きつい上り坂をセーブして走った結果、ダメージがない状態になってしまいました。

本当に情けないです。

そして、バスは19時30分。

そこまで待たないといけません。

18時ごろからゴール近くの道に座り、応援しました。

すると19時前に折り返しの最高地点手前で話を下ランナーが来ました。

その方は、もう関門に間に合うかかなり厳しいけど、最後まであきらめずに走ってみると言われて抜いていった方でした。

なるほど、たしかに76kmの関門が10時間30分なので、そこから先の24kmは3時間30分で走れば間に合います。

下りをかなりのペースで走って、ギリギリ関門を通過したんだと思います。

やはり諦めない気持ちが重要なんですね。

自分がさらに情けなく思いました。

19時の終了時間には盛大な花火が上がりました。

これを帰りのバスの中から見ました。

なんか、花火をみる資格が無いんじゃないかと思えて、あまり直視できませんでした。

マラソン大会で初めてのDNFです。

ゴールできないことがこんなに悲しいとは思いませんでした。

ゴールできないことよりも、途中で心が折れて諦めてしまったことに対して、一番悲しいのだと思います。

しかし、まぁ、おかげでこれから1年間の目標が出来ました。

かなりきつい目標です。

村岡ダブルを完走する。

次は油断せずに、しっかりと坂道のトレーニングも行ったうえで、来年は完走したいと思います。

反省の意味でビールではなく、第三のビールにしました。

来年は美味しいビールが飲みたいです。

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