
前日の宿探しにはかなり苦労しました。
会場近くの上越市内のホテルは完全に満室か、空いていても驚くほどの価格設定……。前々日に7,000円で泊まったスーパーホテルがなんと25,000円に跳ね上がっており、周辺のアパホテルなども含めてどこも1泊2万〜3万円近くと、軒並みプレミアム価格になっていました。さすがに通常の3倍以上の出費は厳しすぎます。
早々に会場近くや主要駅周辺、公式シャトルバス圏内の宿泊は諦め、愛車(バイク)移動を前提に少し離れたエリアで探すことに変更しました。
そこで見つけたのが「妙高高原」。
会場からは30km以上離れていますが、バイクならナビで約30分の距離。試走が終わったあと、高速を使って妙高高原へと向かいました。
お世話になったのは「ロッジ遊山」さん。
周りのホテルが高騰する中、素泊まりで6,600円という非常にリーズナブルな価格。和室のお部屋は畳も広々としていて、とても落ち着く空間でした。
夕食を早めに済ませて風呂に入り、20時過ぎには布団の中へ。
ここで仕上げに、途中で購入しておいた地酒のワンカップを一杯。このところウルトラマラソン前日は「日本酒睡眠法」を取り入れているのですが、これが私には大正解。以前は緊張で前夜に眠れないことが多かったのですが、日本酒のおかげですんなりと入眠できました。
結局21時前には就寝し、目覚めたのは夜中の2時30分。
約6時間しっかり睡眠が取れたので、体調も万全です。
コンビニで買っておいたパンとコーヒーで朝食を済ませ、ゆっくりとウェアに着替えてトイレもクリア。3時30分に部屋を出ました。
1階に降りると宿の方がすでに起きて見送ってくださり、感謝しつつ鍵を返却。「もう1人泊まっていたランナーさんも、すでに出発されましたよ」とのことでした。
荷物をバイクに積み込み、3時40分に出発。
あたりはまだ静まり返った漆黒の闇の中ですが、宿の明かりがバイク前を照らしてくれていて助かりました。
ナビをセットすると、高速ではなく下道ルートを指示されました。高速は遠回りになるため、夜間の下道で一直線に向かう方が圧倒的に早いようです。
実際走ってみると、夜中の道路は車も皆無で信号も青ばかり。信号が少ない快適な道路環境は、ライダーとして本当にうらやましい限りです。これならバイクの走行距離(燃費)もぐんぐん伸びますね。
会場周辺に近づくにつれて徐々に車が増え、シャトルバスの姿や、すでに準備を終えた強者ランナーたちの姿が目に入り始めます。

4時20分過ぎ、会場に到着。
ここで改めて「バイクで来て良かった」と痛感しました。大会にバイクで来る参加者はごく少数なので、スタート地点の目と鼻の先にある駐輪場へ確実に、かつスムーズに停められるのです。このアクセスの良さは最高でした。
会場ではちょうどAブロックの選手たちがスタート地点に整列しているところでした。スタートを見送りたかったものの、手荷物やドロップバッグの預け入れを優先して更衣室へ。
身支度と荷物預けを終え、4時50分まで選手控室で一息ついてからBブロックのスタートエリアへ移動します。
BブロックはAブロックに比べて人数が少なめで、かなりゆったりとした雰囲気。スタート地点脇の椅子に座ってリラックスして待つこと数分――。
あっという間に午前5時。

13時間30分のタイムリミットに向け、いよいよ「最後のえちごくびき野」がスタートしました!