【ランナーの謎】月間200km走っても痩せない!?ジョグペースを守っているのに体重が変わらない理由と対策

「ランニングを始めれば、勝手にどんどん痩せていく」

走っていない人からすればそう思われがちですし、僕自身も以前は「月間200kmも走れば、嫌でも体が絞れていくはず」と信じて疑いませんでした。

しかし、現実は甘くありません。

心脈を上げすぎず、脂肪燃焼に最適とされる「ちゃんとしたジョグペース(会話ができるくらいのゆっくりペース)」で月間200km以上走り込んでいるにもかかわらず……

なぜか、全く体重が減らない。

オドメーターやガーミンの走行距離だけは着実に積み上がっていくのに、体重計の数値は不気味なほどピタッと止まったまま。一体なぜなのでしょうか?

1. 走った安心感による「無意識のカロリーオーバー」

専門記事などを読んでも真っ先に挙げられるのが、この「消費カロリーと摂取カロリーの勘違い」です。

月間200km走ると、1日平均で約6.6km。1回のランニングで消費するエネルギーはおおよそ400〜500kcal程度です。

これ、実は「おにぎり2個分」あるいは「ラーメン1杯分」で簡単に相殺されてしまうカロリーなんですよね。

「今日は10km走ったから」「月間200kmも走っているんだから」という達成感と安心感から、無意識のうちに間食が増えていたり、夕食の白米の盛りが良くなっていたり……。自分では「普通に食べているだけ」のつもりでも、走った分をきっちり食事で補給してしまっているケースは本当に多いです。

2. 体が刺激に慣れる「省エネモード(運動適応)」

ジョグペースで毎月200kmという一定の練習量を継続していると、人間の体は実に賢くできていて「その運動量に最適化(順応)」していきます。

心肺機能や筋効率が向上するのは素晴らしいことなのですが、裏を返せば「同じ距離・同じペースを、より少ないエネルギー消費で走れるようになる(=省エネ化する)」ということでもあります。

走り始めた初期のような「運動による強い代謝の上がり幅」が落ち着いてしまい、体が効率よく動くようになった結果、体重が落ちにくくなるわけです。

3. 「ちゃんとジョグ」だからこそ起きる、筋量と代謝の変化

ゼーハー追い込まずに「ちゃんとジョグペースを守る」というのは、有酸素運動として、また故障予防やLSD(Long Slow Distance)のトレーニングとしては100点満点の正解です。

ただ、有酸素運動メインのトレーニングでは、劇的に筋肉量(基礎代謝)が増えるわけではありません。 むしろ長距離を走り込むことで、余分な脂肪だけでなく筋タンパク質も少しずつ分解されやすくなるため、基礎代謝自体は横ばい〜やや省エネ傾向になりがちです。

対策:じゃあ、どうすれば絞れていくのか?

月間200kmという素晴らしい走力をベースに持っている以上、少しの工夫で体型や体重は変わり始めます。

  1. 「食事の質」をほんの少し見直す 走った直後のタンパク質補給を意識しつつ、無意識の「ちょこっと食い(間食)」や清涼飲料水・お酒の量を一度見直してみる。

  2. たまに刺激(変化)を入れる いつものジョグだけでなく、ランの最後に100mの流し(ウインドスプリント)を数本入れたり、週1回だけペース走や坂道走を混ぜたりして、体に「慣れさせない刺激」を与える。

  3. 体重ではなく「体脂肪率や引き締まり感」を見る 月間200km走っているランナーの体は、体重計の数値が変わっていなくても、脚のラインや体幹が確実に引き締まって引き締まった「走れる体」に変化しています。数字だけに惑わされないことも大切です。

まとめ:200km走れていること自体がすでに素晴らしい!

「200km走っても痩せない」と落ち込む必要は全くありません。そもそも毎月200kmを走り続けられるだけの体力・習慣・自己管理ができていること自体が、ランナーとして誇れる凄まじい実績です。

体重計の数値だけに振り回されすぎず、日々のランニングを楽しみながら、食事と練習のメリハリを少しだけ意識して、気長に引き締まった体を目指していきましょう!

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