丹後、富士五湖の100kmウルトラマラソンを完走し、調子に乗って東の横綱として評判の野辺山ウルトラマラソンを申し込んだのが2020年。
しかし、コロナ禍により延期され2年間開催されませんでした。
この2年間に大会は全く無く、練習意欲も落ちてしまって、その分体重は増加。
多分ほとんどの人が同じではないかと思います。
そして、ついに2022年野辺山ウルトラマラソンが開催されます。
今回も直前まで開催有無が分からないこともあり不安でしたが、5月になってからコロナが収束傾向であることから実施を確信しました。
練習自体は3月まではかなりスローペースでしたが4月に入ってからは野辺山に合わせて練習しました。
土日は必ず20km以上は走り込み、4月末には60kmのウルトラマラソンの大会に出場しました。
これは平坦でしたが、60kmをなんとか走れる脚力がついていたので自身にも繋がりました。
その後は5月はじめの君津ウルトラマラソンで上り坂のトレーニングと最終仕上げをしようと思ったのですが、仕事の関係で日程が合わず、ゴールデンウィークは結構走り込みました。
それでも、不安は残ります。
まず体重が85kgからあまり落ちませんでした。
月間200kmを走っていたのですが、83kgくらいまでしか減量できず、目標の78kgには遠く及びません。
野辺山のような勾配がきつい大会は体重が軽いことがかなり有利なのですが、これだと不安です。
ちなみにこれまでのウルトラマラソン完走したときも78kgくらいでしたので、やはりそこまでは落としたかったです。
でも、仕方がないですね。筋肉の重さだと言い聞かせて頑張るしかないです。
あとは今回の大会はドロップバッグを置けないことも痛かったです。
できる限り軽い装備で走りたかったのですが、ドロップバックが置けないこととSDGsを意識してかドリンクボトルを各自が持って走らないと行けないルールでしたので、さらに厳しい戦いとなりました。
ドリンクボトルはソフトでバッグにつけたまま飲めるものにし、練習でもかなり飲み方等のコツを掴みました。
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使い出すと結構いいですね。
色々と調べてみると水分を吸収するのは体の小腸が90%らしいです。次が大腸で10%。つまり胃では水分は吸収しないんですね。
そして、吸収速度も1分間に10ml前後らしいです。
つまりがぶ飲みしてもすぐには吸収されません。
エイドでがぶ飲みしてもすぐに吸収されず、そのため脳がまだ水分が必要だと要求して水っ腹になってしまうんですね。
それなら、ドリンクボトルを持って、少しずつ飲むことが最も良いだろうと思いました。
汗の量も考えれば、少しずつ飲むことでトイレの回数も減らせそうです。
あとは補給ジェルですね。
こちらは以前から飲み慣れているマグオンにしました。
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色々と試してみましたが、これが一番飲みやすいと感じています。
エイドで食料を食べるかもしれませんが、うまく補給できない場合お腹に来ることが60km走で分かったので、はじめの10kmから10km単位に飲もうと決めました。
そのため、9本をバッグに入れます。
さらにエナジードリンクをバッグに入れました。
これも前回の60km走で50kmで力尽きたときに自動販売機で購入したモンスターを飲んだ
ら回復したため、いざというときのドーピング用としてです。
このモンスターのもので濃縮されたミニ缶が売られていたので、これなら持って走れるだろうと思い、そちらを購入しました。
160mlと非常にコンパクトで、これなら重さも気になりません。
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本来ならドロップバックに入れて置きたいところですが今回は仕方ありません。
あとは薬ですね。
痛み止めと足のつり用。
まずはロキソニンを2錠。そして、芍薬甘草湯の粉を3袋用意しました。
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芍薬甘草湯は足のつりはじめに本当によく効きます。
当日は雨予報だったり曇りだったりと不安定な天候のようなので、ウィンドブレーカーを着て走ることにしました。
基本的に暑がりですので、早々に脱ぐとは思いますが。
あとは手袋も準備しました。
この2つはこれまでの大会で用意したことはなかったのですが、今回本当に役立ちました。
自分でもすごい判断だったなと思います。
シューズは4月に購入したナイキのズームフライ4です。
60km走を走り、40km走を走り、練習でも使用して200kmほど使用したものになります。
100km走るには少し安定性に不安があるシューズですが、カーボンが入っていて前に進む推進力が強いことは坂道で効果的だろうと考え、安定性より推進力を重視しました。
荷物の準備も整い、前日のお昼にはラーメンの大盛を食べて炭水化物を蓄積し、いよいよ決戦の場に電車で向かいました。