2019年4月21日
快晴の中スタートしました。
まずは下って山中湖に向かいます。
富士山ということで高低差が結構あるかと心配なのですが、それほど無いようです。まぁ無いといっても他のウルトラマラソンに比べてですので、フルマラソンのコースと比較してしまうとものすごい高低差となるのですけど。
山中湖まで行くと17㎞。
すでに空は明るくなってきています。
7時前なのに応援もあり嬉しくなります。
山中湖を一周しますが、途中からものすごい富士山がきれいに見えます。
湖に写った逆さ富士を見た時は感動しました。
このウルトラマラソン。
富士山を堪能できるという意味では最高かもしれません。
そして山中湖から河口湖へ向かう途中。
スタート地点の富士北麗公園に向かいますが、行きは下りで良かったのですが帰りはひどい上り。
ここはしっかりと体力を温存すべく、速足で歩くことにしました。
周りも皆歩いていますしね。
富士北麗公園から河口湖はものすごい長い距離の下りとなります。
しかし、ここは最後ゴール手前の上りとなりますので、下りながらいろいろと考えてしまいました。
下りは好きなのですが、最後に上らないといけないことを考えるとあまり長く下らないでほしいという思いのほうが強かったです。
河口湖にやっと出て富士山をパシャリ。
もうすぐ半分の50㎞になりますが、なかなか元気です。
河口湖畔は桜も満開でした。
富士山と桜が非常によく合います。
11時になり結構暑くなってきました。
それでも9月に比べると暑すぎることなく、走るには非常に良い気候でした。
西湖に向かう急坂。
ここは間違いなく歩きます。
この辺のコースは富士山マラソンと同じ道でしたので、ある程度予測がついて良かったです。
その後精進湖に向かいます。
精進湖までの道のりがかなり長い。
そして上り下りが多い。
歩くか走るか悩むくらいの坂でしたが、ぎりぎり走るを選択しました。
精進湖の周りは非常に走りやすいです。
ずっと下りの間隔で走れ、最後ものすごい上りが待ち構えている気がしたのですが、さほど大した上りでもなく、下ったよりも上っていないような錯覚に陥りました。
これは良コースですね。
精進湖で72㎞を終え、あとは戻るだけです。
ここまでくると気持ちが楽になってきます。
足はまだ動くので何とかなりそう。あとは前回記録をどれだけ越えられるかがポイントになってきました。
西湖を走り、激坂手前のトンネルのところで実母と遭遇しました。
71㎞部門に出場しており、2時間15分差でしたが、こちらが85㎞地点で何とか追いつきました。
しかし、母のほうはまだ余裕がありそうです。
まぁ56㎞地点だからということもありますが、それでも元気ですね。
こちらは残り15㎞をいかに攻略するかなので下りはスピードを出して、エイドにも少ししか寄らずに走ります。
なんとしても92㎞地点からの長い上りに備えて距離を稼いでおかないといけません。
河口湖畔を走り終えいよいよ上り坂。
それでも92㎞~95㎞まではまだ緩やかな坂です。
しかし足にかなり来ていたので少し歩き、また走りを繰り返しました。
95㎞地点のエイドではトイレも行きしっかり休みます。
ここから激坂です。
富士登山競争に出るとしたらこんな坂余裕なのかもしれない、余裕で走れるようにならないといけないなと思いながら、しっかり歩きました。
95㎞~98㎞はものすごい坂です。
周りの人もほぼ歩いているのですが、なぜか同じ歩いている中でも抜かれてしまいます。
体重が重いからでしょうか・・・。
あまり気にせずゆっくり歩いていると97㎞地点で母に追いつかれました。
残り3㎞で追いつかれるとこれは一緒にゴールするしかないなと思い、そこからは話をしながら歩きます。
ラスト2㎞は下り。
最後くらいは走らないといけないと必死で最後の力を振り絞り走りました。
ゴールは母と手をつなぎ、一緒にテープを切りました。
これは非常に良い記念になったと思います。
今まで同じ大会に出たことはありましたが、一緒にゴールしたことはありません。
距離の差があって初めて成り立つことなので、ある意味奇跡でした。
(まぁ最後合わせましたけどね)
記録は12時間24分。
前回が13時間40分でしたので、1時間20分くらい早くなりました。
丹後に比べると坂がきつくなかったことも大きな要因ですが、それでも100㎞という距離に慣れてきたことと、走力がついてきたことが良かったのかなと思います。
ずっしりと重いメダルを首にかけて、良さげなタオルを巻いて満足です。
まぁ、やはり初めて100㎞を完走した丹後に比べると充実感は薄れてきていますが、それは仕方がないことでしょう。
前回は足の裏が豆だらけになり、皮がずるっと向けてしまったり、完走後しばらく歩けなかったりしましたが、今回は大丈夫でした。
次の100㎞では12時間切りを目標に走りたいと思います。
次はいつかな・・・。来年か。